法学部_学部ガイド2025
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** 2020年度新入生以降は、同プログラムに「法曹クラス」が新設され、いわゆる「法曹コース」として文部科学省から認定を受けました。授業の成績の他、必要に応じて実施される筆記試験や面接試験に基づいて選考がなされます。このクラスの修了者は、在学3年目で本学法科大学院(ロースクール)の既修者コース(2年コース)の特別選抜*を受験することができ、早期卒業制度**を利用することにより、学部入学から最短6→5年で法曹になれる道が開かれることになりました。もちろん、法曹になるためには法科大学院を修了し、司法試験に合格しなければなりませんが、法学部は法科大学院と連携して、法曹を目指す学生を支援していきます。*論文式試験を課さずに本法曹クラス成績等に基づき合否判定を行う入学者選抜で、「5年一貫型教育選抜」といいます。早期卒業制度(詳しくはP.17)。12法学部03公務員・法曹等を目指す学生をサポート法学部は、公務員や法曹その他の法律専門職を目指す学生の支援の取り組みを実施しています。ここではその取り組みのいくつかを紹介します。■基礎ゼミ 一公務員の仕事を実際に見てみる「東京研修」一 法学部では、福岡大学独自の「特色ある教育」の一つとして、法律学科の新入生から希望者40人程度を募って、「基礎ゼミ」を開講しています。「基礎ゼミ」では、大学での学習の基礎となる文献調査や演習での課題報告を経験しながら、座学だけでなく、研究発表、実際の役所や公的施設への訪問といったさまざまな方法で、社会の中での政府の役割や公務員の仕事について考えていきます。 このため、年間を通じて県庁、市役所、裁判所といった福岡市近在の官公署への訪問・見学を行うだけでなく、夏休みなどの期間を利用して、東京への研修旅行を実施しています。訪問先は、国会や最高裁判所の他、内閣府、総務省、警察庁、東京大学など幅広い候補から選ばれています。これらの訪問では特に、官庁や自治体等の現場で働く公務員の方から話を伺うなど具体的な経験を通じて、こうした仕事に就くことの意味を自ら考え、将来に向けた各自の目標をより明確なものにしていくことを目指しています。■法律特修プログラム 一公務員・法科大学院進学希望者をサポート一■公務員試験等研究部会(課外講座) 法学部では課外講座として従来から公務員試験等研究部会を設置して、司法試験や公務員試験の合格を目指す学生を幅広く支援してきました。 現在の研究部会には、大きく言って二つの柱があります。まず第一は、法科大学院(ロースクール)受験対策クラスです。このクラスは、現役の弁護士である講師を招聘して、ロースクールの既修者コースの受験に必要な憲法、民法、刑法の試験対策を2年次からの約3年の期間、少人数のクラスで個別指導を交えてみっちり行います。このクラスからは毎年、全国の有名ロースクールへの合格者が出ています。 第二の柱は、一般クラスです。このクラスでは教養基礎講座、民法基礎講座、憲法基礎講座を設けて、レベルに応じた効果的な学習プログラムを組んで試験対策を支援しています。 その他、研究部会では、司法書士試験に対応した特別クラスも開講しています。Topics

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