1年次必修科目 薬剤師は、薬の情報を患者さんに分かりやすく説明するスキルが必要です。そのためには、薬の情報を「収集」、「加工する」、「まとめる」および「発表する」技能を大学生活で身に付ける必要があります。この演習では、薬学生にとって必要な基本ソフトの使い方を学びながら、情報を効率よく整理・解析し、理論的に考察する方法を習得することを目指します。3年次必修科目 現役の薬学研究者らが講師を務める本科目では、いかにして独創的研究アイディアを発想し、その研究の突破口を開こうとするかなど、研究者のリアルな声を聴くことができます。研究のおもしろさや必要性を低学年で知ることで、薬剤師として必要な、臨床現場における薬学的問題を発見・解決し、それを社会に発信できる力、すなわち研究力の素地を育むことを目指します。 薬剤師の業務は対物業務から対人業務へとシフトしています。そこで薬剤師は、①患者との信頼関係を築くため、②医療従事者と円滑に意思疎通を図るためにコミュニケーション能力が重要なスキルとなっています。本演習はロールプレイ形式を取り入れ、実務実習前の3年次(Ⅰ)および実習後の6年次(Ⅱ)を通じて、継続的にコミュニケーションを学んでいきます。 薬学部では、実務実習を次年度に控えた 4年次生を対象に、薬学ゼミナール(薬ゼミ)および外部企業(薬局)と協力して「実務実習事前コラボ授業」を開催しています。 この授業では、臨床的に必要な知識よりも実習に臨む心構え、あいさつ、コミュニケーション等について、アクティブラーニングによる授業を行います。教員は薬局で活躍する現役薬剤師(本学薬学部卒業生)や薬ゼミ講師であり、現場の体験談をもとにした実践的なアドバイスは説得力があり、学生さんに大変好評です。大学生活を快適に過ごすためのPC活用法を学びますレポート作成に必要な基本ソフトの使い方を習得します最新の研究を知ることで、研究の魅力を発見できます薬剤師に必要な研究マインドを育むことができますアクティブラーニング薬剤師に必要なコミュニケーションスキルを身に付けるためにロールプレイ形式を取り入れた演習新カリキュラムで追加される科目から、いくつかご紹介します。2年次選択必修科目 身体的な生体情報を確認し、評価するのがフィジカルアセスメントです。患者さんの状態や症状は、刻々と変化していきます。フィジカルアセスメントは、その変化を映画の一コマとして捉え、連続性と新規性を評価します。4年次選択必修科目 臨床推論とは患者の病態を正しく評価し、問題解決の方策を見極めるための思考プロセスです。患者をモニタリングするこれからの薬剤師には、病歴や身体所見、バイタルサインから何が起こっているかを理解し、薬物由来の症状かを判断する必要があります。本講義は将来、病院や薬局で活躍する上で薬剤師にとって必携のスキルを身に付けるための講義となります。患者さんの状態を確認しながら、薬物療法の効果を評価します薬剤師が患者の病態をアセスメントする時代になり、今後の臨床では必須となるスキルを身に付けるための講義2023年1月に実施したガイダンスの様子073年次および6年次選択必修科目コミュニケーション学演習ⅠおよびⅡPick Up 科目Column本学薬学部 外部企業 薬ゼミ。三者がコラボして実務実習を学ぶ。実務実習事前コラボ授業薬学情報処理リテラシー演習薬学研究入門患者アセスメント薬学演習薬学臨床推論基礎
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