入試ガイド2025
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日本語日本文学科は、様々な時代の文学作品や日本語の多様な姿に関心を持って広く深く学ぼうとする意欲あふれる人材や、多様な背景を持ち、さまざまな能力を有する人材を国内外から広く受け入れます。 します。そのために、これまでに培われた基礎学力、活動や経験を通じて身に付けた能力、資質、学ぶ意欲などを、多面的・総合的に評価する多様な入学試験を実施【学位(教育)プログラム名:日本語日本文学】高等学校の教育内容を幅広く学修し、日本語学・日本文学を学ぶに十分な基礎学力を有している人本学科で学ぶ際に必要となる前提的な知識は、高等学校までに学習する各教科・科目に関する基本的な知識です。特に日本語学や日本文学を学ぶ上で、国語力は重要な基礎となります。古典・現代文を問わず幅広く読書しておくことが国語力の支えになります。また「世界の中の日本」を意識して学ぶためには英語能力も欠かせません。文学を学ぶには地理や歴史・政治・経済等の社会科目の知識はもちろん、芸術や理科の知識も様々なジャンルの文章理解のための基礎となります。日本語を客観的に分析するには数学で身につける論理的思考能力も必要です。バランスの取れた人材になるために、入学試験に課されない科目も幅広く学んでいることが望まれます。自らの日本語能力と日本文学の素養をさらに向上させ、積極的に生かしていこうとする人日本人であれば日本語を使えるのは当然のように思われますが、日本語を「使いこなす」レベルになるのは簡単なことではありません。また言葉は場面により、相手により、文章のタイプにより、様々な使い分けや配慮も必要です。そういう難しいことに尻込みせず、興味を持って自らの日本語力を日々向上させていこうとする人こそ本学科で求める人材です。さらに様々な形の読書体験を積んで日本文学の素養を向上させ、その能力を生活や人間関係、さらには仕事に何らかの形で積極的に生かしていこうとする人を歓迎します。日本語・日本文学は、教育などの専門的な仕事のほかにも様々な形で現実社会と関係があるのです。学習や課外活動、幅広い読書経験をもとに、正確に物事を考え自らの言葉で表現できる人日本語学・日本文学の研究は、まずは自分たちが日々使っている「言葉」と正面から向き合うことから始まります。日本語を客観的に分析することにしても、文学作品を深く理解することにしても、そのベースは自らの日本語力です。日本語力は読解力にしても表現力にしても、現実の生活経験や幅広い読書体験をもとに「自らの言葉」として身につけていくものです。読解力が身につけば的確に物事を考えられるようになりますし、自らの言葉を身につければ自分の伝えたいことを的確に言葉にすることができるようになります。特に表現力を身につけるには、机上の学習だけでなく人前で発言したり議論したりする練習も必要になります。自己研鑽により、英語の資格を取得した人やスポーツ活動・競技会等で顕著な成績をおさめた人本学科が「日本語日本文学」という学科名になっているのは、外国語と対比させて日本語について客観的に考え、日本文学を外国文学との関係の中で学ぶという意味があります。そのため、英語について話す・聞く・書く・読むという4技能を身につけ、活用できることを高く評価します。他方で、日本語・日本文学を学ぶには柔軟で細やかなコミュニケーション能力がその基礎となります。様々な人たちと活動を共にする課外活動に積極的に参加し、活躍した人についても、コミュニケーション能力の点から評価しています。12日本語日本文学科は、日本の文化や社会の根幹である日本語と、その結実としての日本文学を広く深く学びます。「日本語」「日本文学」という学科名称は、高校まで学んだ「国語」の内容を客観的に見つめなおし、学問を国際的な視点から捉えようとするものです。本学科では古典文学の素養を高める基礎教育に力を入れつつ、古代語から現代語までの日本語学、古典文学から現代文学までの日本文学、および外国文学と日本文学の比較文学を総合的に学ぶことで豊かな教養と深い洞察力を備えた人材を養成します。それによって日本語の高度なコミュニケーション能力を身に付けた広い視野を持つ人間を育み、国際化社会で活躍し得る人材、専門的知識によって地域社会に貢献し得る人材を養成することを目的としています。入学者選抜のねらい 求める人材像(求める能力)人文学部日本語日本文学科知識・理解態度・志向性技能その他の能力・資質ABCD

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