産業経済学科は、学びや諸活動の中で挑戦し続けることのできる、有能で意欲あふれる人材を国内外から広く受け入れます。 そのため、これまでに培われた基礎学力、活動や経験を通じて身に付けた能力、資質、学ぶ意欲など、様々な観点から評価できるよう、多様な入学試験を実施します。【学位(教育)プログラム名:経済学(産業経済学科)】高等学校の教育内容を幅広く学習しており、経済学および関連諸学を学ぶに十分な基礎学力を有している人産業経済学科で学ぶ際の前提として、高等学校までに学習する教科・科目に関する基本的な理解が挙げられます。特に、経済学および関連諸学を学ぶうえで、「物事を筋道立てて考える能力」は重要です。経済学を学ぶ際の基礎となり、またそうした論理能力に関わる教科・科目(英語、国語、社会科全般、数学など)については、入学するまでに理解を深めておいて下さい。また、地域や企業が抱える課題を正しく認識するためには、「観察力・洞察力」も必要です。こうした能力の土台となる実験や観察の要素が多い教科・科目にも、積極的に取り組んでください。バランスの取れた専門家となるために、入学試験に課されない教科・科目であっても幅広く学んでいることを望んでいます。健全な社会性を有し、産業経済学科で得た専門知識を社会のために活用したいと考えている人多方面における知識や技術の発展に伴い、私たちの生活は便利で豊かなものになっています。同時に、こうした知識や技術は、その使い方を誤ると人々の生活や自然環境まで破壊してしまう危険性を持っています。このことは、様々な経済政策の基礎となる「経済学」やその他の関連諸学を学ぶ者も、しっかりと自覚すべきことです。産業経済学科は、実践的問題解決能力の修得にとどまらず、将来に挑戦する積極性、倫理観や社会へ貢献しようという強い使命感を持った人を歓迎します。このような倫理観や使命感は、専門家として働いていくうえで欠かせない自己研鑽を積む上での基盤ともなります。学習や課外活動から得た経験に基づきながら、自らの意見を持ち、それを論理的に説明できる人現代社会は、様々な分野の人々が色々な形で結びつき協力することで、発展を続けています。こうした協業において、確かな根拠に基づいて自分の考えをわかりやすく論理的に説明する力や、多様で異なる意見を一つに取りまとめる力などが求められます。それゆえ、日本語の表現力を高めることや、言葉に対する感覚を磨くことが必要です。高等学校での国語を中心とする学習はもちろん、日頃から、新聞の社説や論説など身近なところにある論理的な文章を読み、自身の意見を整理したうえで、それを論理的に主張できるよう心がけてください。また、友人や先生、家族との対話を大切にしてください。自己研鑽により、英語の資格を取得した人やスポーツ活動・競技会等で顕著な成績をおさめた人グローバル化の進展は、現代社会の最も大きな特徴の一つです。いつ、どこにおいても、他者と英語によるコミュニケーションをとることが当たり前となりつつあります。入学後の学習においても、英語を活用して文献を読解することなどが必要となります。このため、読む・聞く・話す・書くといった英語の4技能を総合的に活用できることを高く評価しています。また、経済学は人々の生活や文化に関連した学問です。このため、様々な人々と活動を共にする課外活動に積極的に参加し、活躍をした人に対しても一定の評価をしています。30現実社会において生じる様々な問題に対して、問題の本質を捉え、その原因を究明し、解決策を立案し実行できるスペシャリストを育成することが、産業経済学科の目標です。この目標のため、学際的な観点を重視しつつ、実学志向の教育を行っています。本学位(教育)プログラムの特色は、「起業家育成プログラム」と「地域イノベーションプログラム」という二つを軸とすることです。産業経済学科の学生は、これらを指針として、経済学に加え、起業や産業戦略に関する学習、地域社会のフィールドスタディなどを通じ、論理的な思考力やデータ分析能力など実践的な力を身につけていきます。少人数制の演習(ゼミナール)も、産業経済学科の魅力です。演習では、教員の親身な指導の下で、実践的な課題解決能力を高めていきます。入学者選抜のねらい 求める人材像(求める能力)経済学部産業経済学科知識・理解態度・志向性技能その他の能力・資質ABCD
元のページ ../index.html#30