応用数学科は、数学や情報数理を学ぶ意欲にあふれる人材を、国内外から広く受け入れます。 そのために、これまでに培われた基礎学力を評価する多様な入学試験を実施します。 【学位(教育)プログラム名:応用数学】応用数学科で学んでいく上で必要な、高等学校における数学の十分な基礎学力がある人応用数学科で学んでいく上で、高等学校における「数学 Ⅰ」、「数学 A」、「数学 Ⅱ」、「数学 B」(確率分布と統計的な推測の単元は除く)、「数学 Ⅲ」の知識があり、十分に理解していることが必要です。数学ではいろいろな公式が出てきますが、これらは丸覚えするのではなく、必ず導き方を理解するように努めて下さい。また、たとえば教科書では「図形の性質」で出てくる問題を「ベクトル」で解いてみる、というふうに、教科書の単元の間のつながりを意識して、1つの問題のいろいろな解き方を考えてみて下さい。もちろん、数学以外の入試科目についても、積極的に取り組んで下さい。数学に対する探究心・向上心・好奇心を持ち、主体的に学習する意欲を持っている人大学に入学すると最初は、数学を学んでいく上での基礎的な内容の講義がほとんどですが、学年が上がっていくにつれて、専門的な数学の科目が増えてきます。これらの内容は、代数、幾何、解析、情報数理などそれぞれの専門分野に限っても、広く、深く、そのため、講義ですべての内容をカバーすることは不可能です。3年次後期より始まるゼミナールでは、講義で学んだことを取っ掛かりとして、講義の先にある内容を、主体的に学習していくことになります。数学に限らず様々な場面において、主体的に学ぶ姿勢を持つように心がけて下さい。自分の考え、知識を筋道立てて、論理的に説明することができる人数学は定義(数学の約束)に基づいて、論理的に議論を積み重ねていく学問です。たとえば大学の入学試験の問題でも、少し難しめのものになれば、ああなって、こうなって、こうなる、というふうに、いくつかの段階を踏んで解いていくことになります。会話でコミュニケーションを取るときも、常に話の内容を論理的に構成するように心がけて下さい。数学を通じてコミュニケーションが取れる人みなさんの中には中学・高校で、数学が苦手な人に、わからないところを教えてあげた経験を持っている人も多いと思います。誰かに教えることで自身の理解が深まる、ということもあります。応用数学科では、講義・演習を通じて、グループで教えあって、1学年48名の学生が、仲良く、主体的に勉強する雰囲気作りを目指しています。なお、英語のコミュニケーション能力も求められていることから、前期日程・共通テスト併用型、共通テスト利用型 ( Ⅰ期、Ⅱ 期)では、英語の資格・検定試験活用制度があります。40応用数学科は、探究心、向上心を持ち、数学の学修を通じて養われた柔軟な発想力、豊かな創造力のもと、社会で直面する諸問題を解決する力を備え、社会の健全な発展に寄与する人材を養成することを目的とします。そのために、数学・情報数理の専門知識、さらには数学のみならず、自然科学・人文科学・社会科学・語学の幅広い教養が身に付くように、カリキュラムが編成されています。講義はもちろん、数多く設置された演習・実習、あるいは3年次後期より始まるゼミナールを通じて、数学・情報数理の理論と応用を学び、計算や定理の証明を丹念に行い、粘り強く、必要に応じて視点を変えて考え抜くことにより、論理的な分析力、思考力を養うことを目指します。入学者選抜のねらい 求める人材像(求める能力)理学部応用数学科知識・理解態度・志向性技能その他の能力・資質ABCD
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