入試ガイド2025
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【学位(教育)プログラム名:機械工学】(C-1)機械工学に関する高度な専門知識と倫理観を身に付けた機械技術者になることへの夢を持ち、専門知識を社会のために積極的に活用したいと考えている人科学技術の飛躍的な発展に伴い、私たちの生活は驚くほど便利で豊かなものになっています。しかしその反面、科学技術の使い方を誤ると人々の生命や環境さえ破壊してしまう危険性を持っています。このことは機械技術者にも強くいえることです。それゆえ機械工学科では、専門知識にとどまらず倫理観や社会へ貢献しようという強い使命感を持った人を歓迎します。このような倫理観や使命感は、将来のキャリアアップのために欠かせない自己研鑽の基盤となります。(C-2)世の中にないものを作り出すことに興味がある人機械工学では人々の生活を豊かにするものを創造していくことも使命としています。今現在ないものを創造するためには、現在あるものに満足できない、人と異なることをやってみたいといった気持ちが大切です。さらに、未知の問題について積極的に粘り強く取り組めることが必要になります。機械工学科は、学びや諸活動の中で挑戦し続ける意欲あふれる人材や、多様な背景を持ち、さまざまな能力を有する人材を国内外から広く受け入れます。 そのために、これまでに培われた基礎学力、活動や経験を通じて身に付けた能力、資質、学ぶ意欲などを、多面的・総合的に評価する多様な入学試験を実施します。高等学校の教育内容を幅広く学び、十分な基礎学力を有している人機械工学科で学ぶ際に必要となる知識として、高等学校までに学習する教科・科目に関する基本的な知識が挙げられます。特に、工学全般を学ぶ上でその言語的役割を担うとも言える数学や「運動する機械や物体を設計するための基礎」となる物理(特に力学)で学ぶ内容は入学するまでに理解しておいてください。また、それらの運動に伴う様々な現象を正しく認識するためには観察力や洞察力も必要です。その土台となる実験や観察の要素が多い教科・科目(理科)にも積極的に取り組んでください。なお、様々な分野の知識についてバランスの取れた専門家となるために、入学試験に課されない科目であっても幅広く学んでいることが望まれます。学習や課外活動から得た経験を踏まえて、自らの視点で物事を順序立てて説明することができる人機械工学においては、設計、生産や管理などさまざまな分野のエンジニアとの協働によってものづくりが実現されていきます。その際、確かな根拠に基づいて自分の考えをわかりやすく論理的に説明することや多様な意見を取りまとめる力が求められます。それゆえ、母語としての日本語の読解力と表現力を高めることや言葉に対する感覚を磨くことが必要です。高等学校での国語を中心とする学習はもちろん、日頃から新聞の社説や論説など身近なところにある論理的な文章を読み、自身の意見を整理した上でそれを論理的に主張できるよう心がけてください。また、友人や先生、家族との対話を大切にしてください。自己研鑽により、英語の資格を取得した人やスポーツ活動・競技会等で顕著な成績をおさめた人機械技術者を取り巻く環境はグローバル化が進展しています。それゆえ、他者と英語によるコミュニケーションをとることも当たり前となっています。さらに、入学後は英語を活用して文献を読解することなども要求されます。それゆえ、読む・聞く・話す・書くといった英語の4技能を総合的に活用できることを高く評価しています。他方で、ものづくりは様々な人との協働によって実現されます。それゆえ、学級や学年が離れた様々な人たちと活動を共にする課外活動に積極的に参加し活躍した人についても評価しています。50機械工学科は、幅広い教養と高度な専門知識を備え、ものづくり(機械の創造)を通して実践的な応用力と豊かな創造力を発揮して、人類の幸福と社会の福祉に貢献できる技術者を養成することを教育研究の理念としています。そしてこの理念に基づき、確実な観察力を備え、幅広い知識により問題を的確に分析し、解決に向かって果敢に行動できる技術者を育てることを人材育成の目的としています。そのために一年次には、専門知識を学ぶために必要な基礎科目、さらに機械工学のセンスを養うための専門科目を学びます。専門科目は『材料力学』『流体力学』『熱工学』『機械設計・工作』『機械力学・制御』の主要五分野に分類され、学年が進むにつれて基礎から応用へと有機的・体系的に学んでいきます。入学者選抜のねらい 求める人材像(求める能力)工学部機械工学科知識・理解態度・志向性技能その他の能力・資質ABCD

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