入試ガイド2025
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電子情報工学科は、学びや諸活動の中で挑戦し続ける意欲あふれる人材や、多様な背景を持ち、さまざまな能力を有する人材を国内外から広く受け入れます。そのために、これまでに培われた基礎学力、活動や経験を通じて身に付けた能力、資質、学ぶ意欲などを、多面的・総合的に評価する多様な入学試験を実施します。【学位(教育)プログラム名:電子情報工学】高等学校の教育内容を幅広く学修し、工学を学ぶために必要な基礎学力を有している人電子情報工学科で専門知識を学ぶために必要な知識としては、高等学校までに学習する教科・科目に関する基本的な知識が挙げられます。特に、工学全般を学ぶときに、形式的記述の道具として用いられる数学や回路設計などで必要となる物理で学ぶ内容は入学するまでに理解しておいてください。また、この分野に限らず世界ではグローバル化が進んでおり、多くの技術文書は英語で書かれていますから、英文を理解する能力も必要になります。また、顧客が求める電子情報システムを開発するためには、顧客の要望を正しく理解して、作ろうとしているシステムの要件を正確にまとめる日本語の能力も必要になります。理科系の科目だけなく、英語や国語などの基礎学力も重要です。電子情報システムに関する高度な専門知識と倫理観を身に付けた情報通信技術者になることを希望し、自主的・能動的に学習をする態度を身に付けている人社会や組織の機能を情報化することにより、私たちの生活は驚くほど便利で、豊かなものになっていますが、それと同時に情報の漏洩や流出といった大きな危険性も持っています。そのため電子情報システムの構築に携わる技術者にも強い倫理観が求められます。電子情報工学科では専門知識にとどまらず、倫理観や社会へ貢献しようという強い使命感を持った人を歓迎します。また、この分野の進歩は現在でも速いスピードで続いており、新しい技術やツールが次々に現れています。新しい技術を的確に修得して活用するためには、受け身ではなく自主的・能動的に学習をし続ける態度が重要になります。学習や課外活動から得た経験を踏まえて、自らの視点で物事を順序立てて説明することができる人現在の複雑化して巨大になった電子情報システムの開発は、チームでの協働作業で行われます。また、その過程では顧客や他のチームのエンジニアと協議する場面も多く存在します。その際、確かな根拠に基づいて自分の考えをわかりやすく論理的に説明することや多様な意見を取りまとめる力が求められます。それゆえ、母語としての日本語の読解力と表現力を高めることや言葉に対する感覚を磨くことが必要です。高等学校での国語を中心とする学習はもちろん、日頃から、新聞の社説や論説など身近なところにある論理的な文章を読み、自分の意見を整理したうえで、それを論理的に主張できるような人を歓迎します。自己研鑽により、英語の資格を取得した人やスポーツ活動・競技会等で顕著な成績をおさめた人工業技術に関する世界ではグローバル化が急速に進展しています。その環境では、他者と英語によるコミュニケーションをとることも当たり前となっています。さらに、入学後は英語を活用して文献を読解することなども要求されます。そのため、読む・聞く・話す・書くといった英語の4技能を総合的に活用できることを、高く評価しています。また、電子情報システムの構築は、文化や価値観が異なる多様な人たちとの関わりの中で進められます。そのため、学級や学年を離れて様々な人たちと活動を共にする課外活動に積極的に参加し、活躍した人についても、評価しています。54電子情報通信技術者の使命は、社会や人々の要求にこたえる電子情報システムの開発・構築です。この使命を果たせる技術者を育てることがわれわれの目標です。現在の電子情報システムは、電子装置からソフトウェアまで多岐にわたる要素技術で構成されており、すべての専門知識を大学4年間で修得することは困難です。そこで、電子情報システムの中核となる基礎知識や専門知識を学生の適性に合わせて選択的に学べるように、電子情報工学科では三つのコースを用意しています。電子通信コースでは、電子装置や情報通信技術の専門知識を身に付けます。情報コースでは、情報工学の専門知識を身に付けます。情報システムコースでは、情報工学の専門知識に加えて、システム開発技術についても学びます。どのコースも最新の知識を取り入れて、技術の進歩に対応した教育を目指しています。入学者選抜のねらい 求める人材像(求める能力)工学部電子情報工学科知識・理解態度・志向性技能その他の能力・資質ABCD

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