健康運動科学科では、生涯スポーツの実践経験と高等学校までの学びを融合させ、健康の回復や保持増進を目的とするスポーツ科学の発展に寄与しようとする人材を広く受け入れます。 そのため、これまでに培われた学力、活動や経験を通じて身につけた能力、資質、学ぶ意欲などを、多面的・総合的に評価する多様な入学試験を実施します。【学位(教育)プログラム名:健康運動科学】生涯スポーツを科学的に捉えるための基礎学力を有している人心身の健康の回復や保持増進を目的とする健康運動やレクリエーションにおいては、有効性に関する科学的検証が重視されます。例えば、解剖学や力学、生理学などの知識をベースに、対象者(体力レベル)にあわせた安全で効果的な運動や指導法を検証し実践します。また、海外の文献からヒントを得たり、文化的側面を学ぶことも必要でしょう。このように、生涯スポーツの実践は、高等学校までに学んだ幅広い知識(数学・理科・社会・英語)と身体運動の融合が必要不可欠なのです。よって、生涯スポーツに対する興味・関心はもちろんのこと、試験科目に課されていない科目であっても幅広く学んでいる人を歓迎します。スポーツの場面以外でも、スポーツの精神を体現化し、スポーツの素晴らしさを伝えたいと考える人スポーツと関わる人には、スポーツの場面だけでなく日常生活の中でも他の人々の模範となる態度が期待されます。そのため、日常生活でもスポーツが持つ公平性や公正さ、誠実さを実践する態度を強く求めます。また、教育としてのスポーツは、このような態度を育むことができると考えられています。よって、大学卒業後もスポーツを通じて身につけた倫理観や指導力を発揮し、スポーツの素晴らしさを広く社会に伝えたいと考える人を歓迎します。生涯スポーツの経験を有し、健康の回復や保持増進について科学的に分析できる人高等学校までは受動的な学びでも成長出来るかもしれません。しかし、大学では学生自身が、健康につながる生涯スポーツに関する知識と分析に基づいて、主体的に健康の回復や保持増進のための運動の在り方を研究します。よって、健康運動科学科に配した多くの教育科目を通じて、主体的に知識を獲得し分析できる素養を持った人を求めます。また、教員に助言を求めるにしても、自身の具体的な疑問や分析(解釈)したことを、的確に伝える表現力が必要です。このように、スポーツを単なる身体活動と捉えず、心身の健康との関わりについて感じ考え実践できる、日常での取り組みを大切にする人を歓迎します。学校生活全般でリーダーシップ・コミュニケーション能力を発揮した人や英語資格の取得等に努めた人スポーツの場面では、集団を支え導くようなリーダーシップ能力や、様々な意見や考えを人に伝えるコミュニケーション能力が必要です。また、これらの能力は、日本代表選手やプロスポーツ選手、トレーナーや保健体育教員、スポーツ指導者や公務員や企業人、いかなる立場においても役立ちます。よって、スポーツの場面に限らず、生徒会活動や学校行事、日常の学校生活においてリーダーシップ・コミュニケーション能力を発揮した人を高く評価します。また、スポーツ界は国際化が進展していることから、英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)を総合的に活用できる人も評価します。70健康運動科学科は、心身の健康の回復や保持増進を目指した医科学分野の知識を有し、創造的・実践的な指導ができる人材を養成することを目的としています。そのために、健康運動・レクリエーションに関する理論と実践を統合した教育科目を体系的に配し、学生の興味・関心及び卒業後の進路に対応した3つのコースを用意しています。健康運動関連資格取得を目指す健康運動指導者コース、現役で中学校・高等学校の保健体育教員採用試験合格を目指すための保健体育教員コース、地域社会における幅広いスポーツ指導者として活躍するための生涯スポーツ教育コースがあり、多様な社会ニーズに対応した健康運動科学の在り方を探求しています。入学者選抜のねらい 求める人材像(求める能力)スポーツ科学部健康運動科学科知識・理解態度・志向性技能その他の能力・資質ABCD
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