入試ガイド2025
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文化学科は、学びや諸活動の中で挑戦し続ける意欲あふれる人材や、文化の多様性に興味を持ち、文化のさまざまな現れを深く学びたいという人材を国内外から広く受け入れます。 します。 そのために、これまでに培われた基礎学力、活動や経験を通じて身に付けた能力、資質、学ぶ意欲などを、多面的・総合的に評価する多様な入学試験を実施【学位(教育)プログラム名:文化学】高等学校の教育内容を幅広く学修しており、文化の多様性を学ぶに十分な基礎学力を有している人文化学科で学ぶ際に必要な前提の知識として、高等学校までに学習する教科・科目に関する基本的な知識があげられます。特に、多様な文化の現れを理解し、自分の言葉で表現する能力の基礎となる作文力や自分の意見をはっきり伝える力は入学するまでよく鍛えておいてください。また多様な文化の現れを正しく認識するためには、「観察力・洞察力」も必要です。その基礎を高校時代に育てておくためには、高校での学習に留まらず、日常生活で興味を持った事象についても積極的に調べて考えてみる習慣をつけておいてください。入学試験に課されない科目であっても幅広く学んでいることを望んでいます。本学科で学べる多様な文化の興味深さと有用性を理解し、その過程で得る知識や技能を社会のために積極的に活用したいと考えている人テレビやラジオだけでなく、インターネットやSNSなど、現在、わたしたちの身の回りにはさまざまな情報があふれていますが、そうした大量の情報を良く吟味し正しく理解しなくては、他の人びとの生活や社会にさまざまな害を与えかねない時代となっています。文化学科では、社会に対する責任を自覚し、倫理観をもって、文化の多様さを理解した上で、社会に貢献しようとする強い意志をもった人を歓迎します。このような倫理観や使命感は、社会に出てから働いていくうえで欠かせない自己研鑽をつむ基盤ともなります。学習や課外活動から得た経験を踏まえて、自らの視点で物事を順序立てて説明できる人文化というものは、人と人との交流から生まれ、人間の社会で育っていくものです。それを学び理解するには、確かな根拠に基づいて自分の考えをわかりやすく論理的に説明することや多様な意見を取りまとめる力が求められます。それゆえ、母語としての日本語の読解力と表現力を高め、言葉に対する感覚を磨くことが必要です。高等学校での国語を中心とする学習はもちろん、日頃から、新聞の社説や論説など身近なところにある論理的な文章を読み、自身の意見を整理したうえで、それを論理的に主張できるよう、心がけてください。また、友人や先生、家族との対話を大切にしてください。自己研鑽によって英語の資格を取得した人やスポーツ活動などで顕著な成績をおさめた人現在の日本はグローバル化が進展しており、福岡でもさまざまな国からの訪問者を見かけることが珍しくなくなりました。そんな時代にあって、英語で他者とコミュニケーションをとることも日常的なものとなっています。さらに、入学後は英語で文献を読解することなども要求されます。それゆえ、話す・聞く・書く・読むといった英語の4技能を総合的に活用できることを高く評価しています。他方で、文化活動はわれわれの生活や日常に根付いた存在でもあります。それゆえ、学級や学年を離れてさまざまな人たちと活動を共にする課外活動に積極的に参加し、活躍した人についても、評価しています。多様な価値観が共存し、社会の複雑化が進む現代にあって、文化の多様性を良く理解し、広い視野と柔軟な発想力を身につけ活用する能力をもつ人を育てることがわれわれの目標です。そのため、基本的な学習態度を習得し、実り豊かな対話を行う力が身につくよう、1年次に基礎演習、2年次以後は文化学演習という少人数ゼミがおかれています。同時に、学生が、自分の志向に合わせて、多様な文化に関心を持ち、多角的・総合的に理解できるよう、哲学・宗教学・芸術学・社会学・心理学・地理学・文化人類学の各専門科目が置かれています。文化学科は、卒業生が文化の多様性を理解し固定観念にとらわれずに社会で活躍できるような教育を目指しています。入学者選抜のねらい 求める人材像(求める能力)人文学部文化学科知識・理解態度・志向性技能その他の能力・資質ABCD8

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