理学部_学部ガイド2025
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 社会に求められているテーマに取り組むには、必要とする理論や知識を、分野の違いを越えて学ぶことが重要となります。そのための組織をインスティテュートと呼びます。紹介動画はこちら基礎微分積分基礎線形代数社会数理のための数学実習情報入門同演習教職課程科目どんなカリキュラムになっているんだろう微分方程式確率過程数理モデル数式処理実習データ処理実習ネットワーク入門Javaプログラミング情報実習08社会に求められている人材 現代社会はさまざまなシステムによって構成されています。そのため、さまざまな分野でこれらのシステムを理解し、有効に活用する能力をもつ人材が求められています。 例えば、金融の自由化に伴い、資産管理や運用等の金融システムを活用できる人材はどの分野でも必要とされています。また、地域社会への分権化の進行とともに、行政のシステムや社会の意思集約の仕組みを理解する人材が求められることも多くなっています。 このような社会システムは、数学を基礎とする数理モデルを用いて表すことでその原理をより明確にできます。また、その原理を理解することは、時代の変化に適応できる幅広い活用能力を確かなものにすることにつながります。ネットワーク技術 これら多くのシステムは情報機器を用いたネットワーク上に作られています。 特に、インターネットは今や現代社会になくてはならないものであり、現代を特徴付ける環境といえます。コンピュータを用いたシステム構築・開発の理論やネットワークを活用する技術は、この分野で能力を発揮していくために欠かせない要素です。社会数理・情報インスティテュート 「社会数理・情報インスティテュート」は、社会のシステムに用いられる数理モデルを理解し、分析できる能力をもち、また、ネットワーク上のシステムも適切に活用することができる人材を育てることを目的として設立されました。学んだ数学を活かす 定員が17名という少人数のため、基礎となる数学を中心に学ぶ下位年次から、専門的な分析やシステム構築を体験する上位年次まで、講義の理解を深めるための演習や実習が用意されています。 下位年次の数学教育は、高校の数学Ⅲを含む教育からスタートし、ここでも、専門分野への応用を実践的に学ぶ実習科目が設けられています。常に、学んだ数学の応用的な意味を考え、より実用的な理解をする習慣を身に付けます。インスティテュートとは?https://www.sci.fukuoka-u.ac.jp/ssj/index.htmlカリキュラム1年次2年次進路を考えるゼミ ゼミ(学生が主体の実践的グループ学習)としては、3年次の「基礎研究」と4年次の「卒業研究」があります。希望するテーマを選び、時間をかけて取り組みます。 例えばシステム作成のゼミでは、プロジェクトチームによる役割分担を行った実際のシステム作りも体験します。(写真は、卒業研究発表会です)社会数理・情報インスティテュート

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