理学部_学部ガイド2025
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❸分解された情報が❷鼓膜を通して異なるサイン波に分解❶耳に音が入る脳に伝達され音を判断 音波を表す関数f(x)に対して、その音波を構成するように、周波数によって強弱をつけたサイン波の重ねあわせ方を表す関数(フーリエ変換)あるいは級数(フーリエ級数)を考える数学がフーリエ解析です。これらはグラフィックイコライザーのグラフに相当するものです。高い周波数の部分を弱くすることで雑音を無くしたり、重ねあわせ方を変えたりすることで音質を変えたりできます。数学を用いて音を理解し、それを応用することで音をコントロールできるわけです。私たちの耳に入る音は、鼓膜を通して周波数の異なるサイン波に分解され、その情報が脳に伝達されます。音は、周波数の異なる多くのサイン波を、強弱をつけ重ねあわせてできているのです。サイン波卒業研究発表会仙葉教授と佐藤教授が担当する卒業研究をステレオのイコライザーと同じです。11ポイントポイント2ポイント3深く学べる専門教育 10名以下のクラスに分かれて行う「基礎数学研究」(3年次)、「卒業研究」(4年次)では、希望する専門分野をさらに深く勉強します。特に、「卒業研究」は4年間の集大成として重要です。 応用数学コースの学生定員48名に対し、本学科の教育職員25名が対応します。学科専用の自習室を設置 応用数学科には、数学やプログラミング、教職関係の資料が充実している専用の自習室があり、本学科学生ならば自由に使うことができます。自習室では毎年、新入生が先輩にアドバイスを受けている姿が見られます。大学院への「飛び級制度」 本学部には大学院理学研究科が設けられています。卒業後さらに勉強を続けたい人には、大学院への進学を勧めます。また、成績上位者には、大学3年次終了時に大学院へ進学できる「飛び級制度」があります。ミニ講座1Check!!紹介します。13ページフーリエ解析

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