P29・30・31へP30へ自然科学を広く学ぶ自然科学の全分野にわたって学びます。高校までの苦手意識を捨てて勉強してみましょう。様々な“気づき”があるはずです。探求力、表現力、コミュニケーション力も磨きます。P32・33へP30・31へ実験・実習重視野外観測、室内実験、コンピュータシミュレーション、データ解析。いろいろな手法で自然にアプローチ。共通するのは、自分の五感で自然に向き合うこと。情報収集、処理、活用の基礎と応用を学びます。(2018年地球圏科学科卒)エネコム株式会社調査分析部やすい報告書を作成したりするときに役立っていると感じています。 入学当時は進路が決まっていませんでしたが、本学科には2年次までに3つの分野の基礎を学んで、3年次で最も興味のある分野を選考できるシステムがあったので、学びながら本当に興味のある分野に出合うことができました。大学は、自分が思う以上に幅広い選択肢があると気付ける場所です。視野を広く持って、自身をよく見つめて、やりたいことには挑戦し、自分の可能性を広げていきましょう。 私の仕事は、地質・地熱の分析です。特殊な装置を使って試料に含まれる鉱物の識別をしたり、地下の熱水の現在の温度や塩濃度を推定したりします。ルーチンワークも多くありますが、その分、正確性や効率性を求められる仕事です。大学時代、研究室で何度も繰り返したプレゼンの準備や発表は、分析データを資料に簡潔にまとめたり、伝わり 地球圏科学科の魅力は、自然科学を幅広く学べるところにあると思います。私は元々気象に興味があったのですが、1、2年次の間に生物や地学、化学などの分野を幅広く学ぶことができたおかげで地球というシステムへの理解が深まったと感じています。座学の講義だけでなく毎週何らかの実験やフィールドワークがあるので、実際に自分の目で見て、手を動かして知識を得るという経験がたくさんできたのもよかったと思います。 3年次に地球惑星気象学研究室に配属になってからは、気象データを解析するためのプログラミングを学び、気象庁が提供するデータを使って日本の梅雨期降水量と夏季アジアモンスーンによる水蒸気輸送量との関係について研究を行いました。専門の講義や研究を通じて得た知識は、気象台での業務にもちろん役立っています。ただそれだけではなく、自分の頭で考え試行錯誤しながら研究を進めたり、ゼミなどで自分の研究内容を論理的に説明したり、そういった経験が社会人として仕事をする上で大きな糧になっていると感じています。研究は大変なことも多いですが、本気で取り組んだ分だけ自分の力になるので、ぜひ主体的に楽しんでみてほしいと思います。(2018年地球圏科学科卒)福岡管区気象台気象防災部予報課学科紹介動画はこちら時 幸子 さん藤井 香名 さん今は進路が決まっていなくても大丈夫。 学びへの探究心が将来の可能性を広げる。282つの専門領域を学ぶ2年次からは、深く学びたい専門領域を集中的に学びます。少人数教育4年次に研究室配属。学生6人を教員2人が担当。一人一人の特性にあわせて勉強、研究の指導を行います。厳しくもやさしい先生方と、じっくりと徹底的に研究する大学生活の総仕上げです。卒業生から一言https://www.sci.fukuoka-u.ac.jp/earth/index.html理学部地球圏科学科
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