理学部_学部ガイド2025
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※2023年取材時の情報です。 高校時代から数学が好きでした。本学科への入学を決めたのは、数学の教員免許を取得できるからです。大学時代の研究室で模擬授業を体験したため自分が教壇に立つ姿を想像できました。 現在は柳川高校の数学教員として働いていて、大学時代のさまざまな思い出は生徒たちとコミュニケーションをとる際にも役立っています。また、生徒が「分かった!」と顔色をパッと明るくする瞬間は、何度味わってもやりがいを感じます。とは言え、自分はまだまだ未熟者です。何歳になっても「勉強だ」と思える気持ちを大切に、謙虚さと素直さを忘れず、これからも仕事と向き合っていきたいと考えています。 大学では、勉強以外にも楽しいことがたくさん 幼少期から科学が好きで、中学や高校で物理分野に興味を持ったので本学科への進学を決めました。現在はコピー機のメンテナンスやパソコンの納品・修理、見積書の作成や営業活動が主な仕事です。一番の魅力は、さまざまな業種の方と関わるため、自分が知らない世界をのぞける点です。新たな発見をするたびに、感動する自分がいます。 働く上で心掛けているのは、物事を多角的に見て、お客さまをはじめ、上司や先輩への報告・連絡・相談を丁寧に行い結論を出すことです。この姿勢は、在学中に実験で作業手順を細かく確認する習慣から学びました。事前の把握が“ミスゼロ”を導き、作業を効率良く進めるのだと、体に染み付いており、とても助かっています。物理学では、結果が同 中学生の頃にお世話になった先生の担当教科が理科で、いつしか中学校理科教員を目指すようになりました。教員という仕事は現場に出てみないと分からないことだらけですが、学習指導要領からポイントを抜き出し、3年間の授業を作ってみると、見通しが立てられるようになったと感じます。 「理科教育法」の授業では、実際に自分で指導案を書いて学生同士で授業をしたので、実践的な学びが得られました。初めて作った指導案は修正だらけでしたが、回数を重ねるにつれて指摘される部分が少なくなり、自分の成長も感じられたように思います。また、教員になると決めていたので、在学中は「社会に出たら絶対に経験しない職業を体験しておこう」と、さまざまなアルバイトにも挑戦しました。待っています。私は水泳サークルで副キャプテンを務めました。キャンパスライフを謳歌するためにも、数学という学問の基礎・基本を、今のうちから定着させておくことをおすすめします。じでもさまざまな解き方やアプローチの仕方が存在します。これらを繰り返す中で、機械やAIでは代用できない思考力や想像力が養われるのだと信じています。そのおかげで、現在、多様な将来の夢をもつ生徒の話にも耳をかたむけ、自分の視点で一通りのアドバイスができるようになりました。学校法人柳商学園 柳川高校千葉支社 船橋サービスステーションリコージャパン株式会社 飯塚市立小中一貫校幸袋校35模擬授業を研究室で体験し、将来のイメージが明確になった。大学時代の思い出が生徒との会話に生きている。ミスなくスムーズに作業を進める心構えは授業や実験の積み重ねによって培われた。実践的な「理科教育法」で現場を知る。憧れだった理科の教員免許が取得できた。上猶 大豊 さん (2015年卒業)山下 隼 さん (2022年卒業)河野 桃代 さん (2021年卒業)

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